カネヒキリ 引退・・・・

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とうとうこの日がやってきてしまった。

たび重なる怪我や病から立ち直り素晴らしい成績を残してきたカネヒキリがついに引退です。

はじめてこの馬を知ったのは、最初のアクシデント直前の2006年帝王賞でした。

 

地方競馬と中央競馬というもののシステムを知らず、それを知ってからはアジュディミツオーの応援をしていた僕ですが、その前に立ちはだかったのが「砂のディープインパクト」カネヒキリでした。

 

そこでアジュディミツオーはカネヒキリを退けましたが、それ以来ミツオーも精彩を欠き、故障で長期離脱。復帰後も勝ち星をあげられず引退します。カネヒキリも屈腱炎という不治の病とも言われた病気で長期離脱することになります。

 

しかし、休養開始から2年半後に復帰し初戦こそ落としたものの、その後G1を3連勝。G1を6連戦し、3勝、2着2回、3着1回と一流の実力を示します。とくに、復帰以前まで勝ちまくり、ダート界を独り舞台としていたヴァーミリアンには一度も負けず、復帰してすぐ王権奪回しました。

 

しかしその後、骨折が判明しまた長期離脱。約1年2か月の欠場後、復帰し3戦で1勝2着2回の成績でした。しかし今度はこれまで無事だった脚にも屈腱炎が発症。ついに引退となりました。

 

これまで、こんなに苛酷な中で実績を上げてきた馬はみたことがなく、関係者も本当に根気よくケアをしてこられたと思います。また、その期待によくこたえるため、次もこの馬を応援したくなるんですよね。こんなに次走が楽しみな馬はこれから現れるんでしょうか。

いま、ダートはエスポワールシチーの時代。カネヒキリを超えるようなヒーローとなってくれることを願います。

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