ブリーダーズカップ結果

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今年の米国ブリーダーズカップレースには2頭の日本馬が参戦しました。一頭はドバイでの重賞勝ちや秋華賞を制したレッドディザイア。もう一頭はG15連勝で日本ダート界の王エスポワールシチー。

まずデッドディザイアは芝コース2200mで実施された「ブリーダーズカップメア&ターフ」に参戦しました。

道中は中団体機し直線から進出しましたが、スローペースから先団が捕まらず、また後ろの馬にも交わされて4着でした。チャンスがないようには見えませんでしたが、やはり世界の壁と言うことでしょうか、1馬身と首二つ分の差がそう簡単には縮まらないようにも思えました。

国内でライバルのブエナビスタが天皇賞を楽勝したため大きく評価を上げたのに対し、若干不本意な結果だったため、今後の巻き返しでライバル関係を盛り上げてほしいと思います。

レッドディザイア結果

 

一方のエスポワールシチーは世界最高峰のダートレース「ブリーダーズカップクラシック」に参戦しました。このレースにはデビュー以来19連勝中でG1を13勝の牝馬ゼニヤッタが出走することでも大きな話題で、彼女の最後のレースを昨年に続く連覇で飾れるかというのが大きなポイントでした。

エスポワールシチーは国内のレース同様先行し、最後の直線でいったんは先頭という見せ場もありましたが、後続にかわされ10着でした。ダートという同じ呼び方ですが見るからに質が違う土のうえでのレースということや未経験の距離、初の遠征とスパイク着用でかなり勝てる要素は少なかったように思います。しかしながら、変に小細工することなく力を出し切れるレースをしてくれたことは却って清々しくも思います。

エスポワールシチー結果

またこのレースでは最強馬ゼニヤッタが頭差の二着に敗れ連勝がストップしました。そもそも追い込みの馬で、これまでも危ない勝利がたくさんあったため、そろそろヤヴァい感じはありましたが、実際目のあたりにすると着差はほとんどないにしろ本当にがっかりです。追い込み一辺倒のためジョッキーにあまり工夫がなく、負けなくてもいいようなレースを落としたなと言うのが正直な感想でした。

しかし、凱旋門賞で一旦は見えかけた世界の頂がまたかすむように感じたアメリカでのレースでした。

 

 

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